森の宿の物語 > 18話:お風呂とタオル

お話の続き。


さてと、お風呂に入るか。

そうそう、シャンプーとコンディショナーは
確かこの巾着の中にと…

あったあった。


ん?
見たことのないパッケージだなぁ。

ふと横を見ると、また寝間着と同じように
カードが添えられていた。


〝淡路島出身の美容師さんがこだわって作った
オーガニックのものをご用意しております。〟

これを見て、また驚いた。


こんなところまで淡路島に纏わるもので、
しかもこんなところまでこだわりがあるなんて。


そう、森の宿のシャンプー・コンディショナー
ボディソープ全てがオーガニックのもの。


シャンプーとコンディショナーに関しては、
天然由来成分99%で、
フランスのコスモスオーガニック認証も
受けているのです。

そして、実はこちらの2点は、
山の上の雑貨店でもご用意をしております。


〝使うと、わかる。〟
〝わかると、欲しくなる。〟

気に入っていただけたものを
すぐ手に入れることができる。

そんなワクワクする買い物をして頂きたく
こうして森の宿にあるものを
沢山ご用意しているのです。


いやぁ〜、気持ち良かったー。
スッキリ〜…

お、そう言えばタオルってどこだ!?

キョロキョロして洗面台の下に目を向けて
何か箱があることに気づく。


竹?の箱?かご?

そう、タオルは、
ラオスの小さな村でひとつひとつ編まれている
青竹のかごに入っているのです。

タオルは、大・中・小の3種類。
色はベージュとグレー。


早速かごから取り出して
拭いてみてビックリ。

!!!!!

めちゃくちゃ気持ちいい。
肌触り、分厚さ、なんだこれ。

たまらない。

またもや、
タオルのところにも言葉が添えられていた。


〝愛媛県今治市にある1934設立の
老舗メーカーのタオルをご用意しております。〟

1934年設立?
今治タオル??

どうりで、ふかふかなわけだ。

これには流石にテンションが上がってしまった。

しかも最後の一文

〝山の上の雑貨店でもご用意しております〟

おいおい..嘘だろ..

タオルまで置いてあるのか..

夕方、雑貨店内でタオルのそばを通っていたが
まさかお部屋にあるなんて思いもしなかった。


いやぁ、あれもこれも欲しくなる
明日どうしよう..

こんなにいろんなものに触れて
惹かれるのは久しぶりだ。

大満足でお風呂から出たのであった。


続きは次回。